墨汁 落とし方

開明の墨汁

開明の墨汁は、明治20年頃に創業者の田口精爾が開発した、110年の歴史を持つ墨汁です。

 

墨の粒子は細かい方が優れていると言われており、開明の墨汁はそれに相応しい、0.05〜0.25ミクロンという極小サイズですから、固形墨ですった墨の粒子0.2〜0.6ミクロンよりも書道に適しているそうです。

 

開明の墨汁は、微粒子と手磨りに似た粗粒子が、バランス良く配合されているので、まさに理想的な墨汁と言えます。

 

開明の墨汁は墨汁の元祖とされ、光沢や伸びが抜群に良く、書道以外にも、版画、魚拓、漫画などにも使用されています。

 

手塚治虫も開明の墨汁で漫画を描く時に愛用していたそうです。今では「まんが墨汁」として世間でもよく知られるようになりました。

 

開明の墨汁の「開明墨汁」は、代表的な商品であり、適度な光沢と伸び、耐水性があり、良質の固形墨を高濃度に磨りおろした液墨に勝るとも劣らない品質です。

 

学校書道でも定番のロングセラーとなっていますから、ご自分やお子さんなど、開明の墨汁に触れたことがある方も多いと思います。

 

開明の墨汁ならば、書道初心者でも、プロの書道家でも気持ちよく筆を運ぶことができますよ。